目次
光老化は恐ろしい
将来のしわ シミ たるみ 対策に切っても切り離せないのが日焼け止めです。曇りでも年中降り注ぐ紫外線でコラーゲンやエラスチンは壊されお肌が歳をとっていきます。
私たちの老化の原因の上位をしめるのが【光老化】になります。
UVA UVBなどの紫外線が肌に降り注ぐことで肌が老化し老け込んでいきます。
スポーツ選手や外で仕事をしている方のお肌を見たことはありませんか。
どんなに一生懸命 日焼け対策をしていても少しシワがあったり実年齢よりも老けこんでいる気がします。
それほど紫外線がお肌に与えるダメージは大きいのです。毎日頑張ってスキンケアをしているのであれば、なおさら光老化を最小限に抑えるためにしっかりと日焼け止めを選ぶ必要があります。
ココがポイント
●紫外線で肌のコラーゲンが破壊され しわ たるみ に
強い日焼け止めを塗ればいいわけではない
日焼け止めを何で決めていますか。大体の方がSPFやPAの数値で決めているはずです。
最近は知識のある方も増え、数値が高ければいいわけではないことや1回塗ってそのままでは意味がないことなどは理解している方が多くなってきています。
そこでもう一つ理解していただきたいのがその日焼け止めがどのようにお肌を紫外線から守っているかということです。
ここでお肌への負担か変わります。日焼け止めを塗るとヒリヒリするな。という方や乾燥が気になるなという方はしっかりと理解してみてください。
日焼け止めの主成分は、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤とに分かれます。
ココがポイント
●ヒリヒリや乾燥が気になる方は間違っている可能性が
肌負担増えるが紫外線カット【紫外線吸収剤】
一般的に日焼け止めの効果が高いとされている紫外線吸収剤は、肌が紫外線を吸収する際に、肌の上で化学反応を起こし、熱エネルギーに変換、放出させるといった方法で、紫外線が肌の中に入っていくのを防ぐものです。
肌表面でクッションのような役割を果たし紫外線から肌を守ってくれています。
SPF50 ++++などレジャーに適した強い日焼け止めに多く含まれます。
日焼け止め効果が高いからと安易な気持ちで このような日焼け止めを使用しているとお肌に負担をかけていくことになります。
紫外線吸収剤には 汗にも強く、伸びが良く、白くなりにくいといった紫外線を防ぐ効果がとても強い性質があります。
ココがポイント
この成分を要チェックしましょう
【t-ブチルメトキシシジベンゾイルメタン】
一年中降り注ぐ紫外線で、全ての紫外線の中で95%を占めると言われているUVA。
肌へのダメージは強くないのですが、浸透力が高いので表皮の深部にある基底層にまで届くため、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の破壊やメラニンを増加させてシミや光老化の原因をつくる原因になります。
このUVAの吸収効果が高くお肌を守ってくれますが光アレルギー反応が起こりやすく、湿疹や痒みが出やすいとされていますが、日焼け止め作用のある化粧品には多く使われている成分です。
【メトキシケイヒ酸エチルヘキシル】
紫外線全体の5%を占めると言われているUVB。
肌の深部にまでは届きませんが、肌表面で吸収され、細胞を損傷させるため、やけどのように赤く炎症したり、メラニン色素の沈着により、シミそばかすが増えたりする原因をつくる紫外線になります。このUVBの吸収に優れています。
食物から抽出される桂皮油には紫色を吸収するケイヒ酸が含まれていて、そのケイヒ酸を元につくられています。
淡黄色の粘性で、油溶性の液体です。
毒性はなく、アレルギー反応が起こりにくいため、安全な成分と言えます。
【オキシベンゾン-3】
UVA.Bのどちらの紫外線の波長も吸収する油溶性の紫外線吸収剤です。
アレルギー反応を引き起こしやすい成分で、少量でも細胞毒性を引き起こすと言われています。
光接触皮膚炎の原因のひとつとされており、紫外線吸収剤の中でも光アレルギーの報告が多い毒性の成分です。
少量でも高い効果を発揮するので、強い日焼け止め(SPF50やPA++++など)に含まれることが多い成分です。
肌の上で化学反応を起こし、日焼けを防止するといった紫外線対策剤なので、チクチクしたり痒くなったり、敏感肌の方は特にアレルギー反応が起こりやすくなりますので、使用の際は注意が必要です。
肌に負担は少ない【紫外線散乱剤】
肌表面で紫外線を散乱させて、日焼けを防ぐという肌への刺激が少ない方法です。
簡単に言うと、紫外線を肌の上で跳ね返し、肌に紫外線を浴びてしまわないようにするという方法です。
肌への刺激が少ない分、紫外線を防ぐ効果が低く、紫外線吸収剤に比べて効果は長持ちしますが白っぽくなるのが特徴です。
ココがポイント
【酸化チタン】
イルメナイトという鉱物を細かく砕いて作った白い粉状の紫外線散乱剤です。
紫外線の反射率やカバー力が優れていて、安全な事から、ファンデーションにも使用されるほどの成分で、紫外線防止成分として酸化チタンのみで作られる事もある位です。
日焼け止めの白い色はこの酸化チタンからきているものですが、白さを抑えるなどの改良が進み、より使いやすくなっているものが増えてきています。
撥水性に優れていますので、水をはじくウォータープルーフの日焼け止めの成分として使用されています。
【酸化亜鉛】
白色結晶を細かく砕いた粉末状の紫外線散乱剤です。
酸化チタンよりも白くなりにくく、水や脂を吸収し、汗腺にフタをするという効果がある為、制汗剤やボディシートなどに多く使用される成分です。
オーガニックな物が多く、天然成分由来のもので作られていますので、肌トラブルが起こりにくく、敏感肌の方でも安心して使用出来る成分です。
しかし、天然成分というだけあって、伸びが悪く、白色顔料を使用しているせいで白っぽくなるという使いにくいデメリットがあります。
白くなりたくなくて量を減らせば効果が半減しますし、たくさん塗れば白くなり汗で取れやすいといった性質の為、少し使いにくく、何度か重ね塗りするか、塗りなおすといった手間がかかりますが、肌への負担を考えるとこちらの方がおすすめと言えます。
ただし、天然成分やオーガニックで刺激が少ないとはいえ、絶対にアレルギー反応が出ないとは言いきれません。
天然成分自体に反応を起こす事も有り得ますから、まずはサンプルやテスターで試してみてからの使用をおすすめします。
日焼け止めの選び方
毎日使う化粧品だからこそ、肌の事を考えて、できるだけ紫外線吸収剤が入ってないものを選びましょう。
化粧品は成分表示を書くことが決められていますから、どのような成分が入っているのか確認してからの購入をおすすめします。
それ以外にも、SPFの数値が高くないものや紫外線吸収剤フリー オーガニック、無添加、敏感肌用と紹介されているものを選ぶ様にするといいでしょう。
ただし、オーガニック成分には油分を吸収し、乾燥を招くものも中にはありますので、保湿成分が配合されているものを選ぶとより良いでしょう。
ココがポイント
●オーガニックに騙されるな!保湿成分配合を選ぶ
日焼け止めを選ぶ時に気をつけたい タイプ別種類
基本的にはクリームタイプがおすすめです。
ムラが出来にくく保湿効果も高い為、並んでいる商品の中では1番多いタイプです。
スプレータイプもありますが、ムラになりやすく、塗った所と塗れてない部分の差が出やすい為、手の届かない背中や、あまり紫外線を浴びない日での使用がおすすめです。
そして、日焼け止めだからといって、ボディ専用日焼け止めを顔に塗らない事です。
顔よりも体の方が皮膚が丈夫なため、成分は少し強くなっている場合があります。顔には顔専用の日焼け止めを使用しましょう。
また、一日中外で遊ぶ日には紫外線吸収剤を。室内やあまり紫外線を浴びない日には紫外線散乱剤をといった選び方で、紫外線から肌を守ってください。
ココがポイント
●クリームタイプの日焼け止めがお勧め
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