温かくなるにつれて外に出かける機会が増える季節。
沢山太陽を浴びて活発に遊ぶ!それはとてもいいことです。太陽を浴びると幸せな気分になり元気が出ます。
海やバーベキューなど外で遊ぶときに必須なのが日焼け対策。私たちの老化で多い原因のほとんどが【光老化】になるのです。
間違ったやり方をしているとシミやシワニキビを招くことにもつながります。
実は日焼けをした後にするスキンケア。その正しいやり方を知っている人が少ないのが現状です。
目次
紫外線に浴びることは実はいいこと
そもそも紫外線を勘違いしている人が多い。
実際に紫外線をしっかりと浴びないと起こりうるデメリットも存在するのです。
日焼けやシミが出来やすい悪いイメージの紫外線ですが、紫外線を浴びる事で、セロトニンというホルモンが活発になり、自律神経が整います。
自律神経が整う事で身体にとってどんな影響があるのかと言うと、幸せな気持ちや満足感が得られるという、心にとってとても大切な役割をするホルモンの活性です。
朝5分から10分間だけでも仕事前に紫外線を浴びるだけでいいので、ベランダで洗濯物を干したり、植木に水をあげたり、歩いて駅まで行くといった時間だけで充分です。
セロトニンは幸せな気持ちになれるという事から、幸せホルモンとも呼ばれている位、大切なホルモンなのです。
そして、紫外線は新陳代謝を活性化させてくれます。
新陳代謝が活性されれば肌の生まれ変わりを促すターンオーバーが正常に働き、シミやそばかす、くすみなど、肌トラブルから肌を守ってくれるという働きをしてくれます。
悪いイメージしかない紫外線ですが、シミを作るだけではなく、肌トラブルから肌を守る役目もあるのには驚きですよね。
そして、ビタミンDの生成がされる事で疲れにくくなり、ビタミンDがカルシウムの吸収を助ける働きで骨粗相症や骨がもろくなるといった事も防げると言う事も分かっています。
サプリメントで補給するのもいいですが、毎朝5分から10分の時間でビタミンDが生成されるので、ぜひ朝日を浴びてみてください。
ココがポイント
●お日様に当たると幸せな気分になる
●強い骨をつくるには紫外線が大切
●肌のターンオーバーを高めるためには必須
間違った日焼け後のスキンケア
歳を重ねるごとに気になってくる【日焼け】
日焼け止めは女性の必需品ですよね。
しかし、日焼け止めを塗ったからといって 日焼けを全くしないなんてことは難しいです。
また、日焼け止めを塗り忘れた時は焦ってファンデーションで代用してみたり・・・
日焼けしちゃった!! 美白化粧品を使えば早く治るかな?なんて思い、日焼け後に美白化粧品を使っている方いませんか?
実はそれNGです!!!
もしも、使っている方がいたら すぐやめましょう。
ココがポイント
●100%紫外線を防ぐことは無理
●日焼けをして焦って美白化粧品を使ってもダメ
美白化粧品は日焼け対策になりません!
そもそも美白化粧品とはビタミンCなどで メラニン生成、酸化を予防する事が基本的な効果です。
そして、その効果が大きなものであればある程、その分 肌にとっては刺激があるものです。
そして、日焼けとは お顔も身体の日焼けも肌にとっては炎症。
一種の「やけど」と同じです。
そんな炎症が起こっている所に【美白化粧品】は刺激が強すぎるのです。
美白化粧品を使いたいのであれば「赤み」「ほてり」「水泡」がなくなって落ちついた状態で使用して下さい。
ココがポイント
●日焼け後は敏感肌と同じお手入れを
●美白化粧品は刺激が強すぎる
水ぶくれは もはやヤケド
日焼けして「ほてり」「赤み」があれば まずは冷やすこと。そして保湿!
また、水ぶくれができてしまったという方は、もはや やけどと同じ状態。
日焼け後12h~24hで できると言われています。
夜、真っ赤でヒリヒリ⇒朝、水ぶくれが・・・という感じのため 夜は最低限のスキンケアで。
クレンジングをした場合は洗顔はナシ!たっぷり保湿して下さい。
また、水泡はつぶさずに まずは冷やして 皮膚科に行きましょう!
この水疱を潰してしまうと後になりやすくなるため注意が必要です。
ココがポイント
●水泡はやけどです。悪化させないように皮膚科へ
●過度なスキンケアが肌刺激に
日焼け後の正しいスキンア
日焼け後はとにかくほてりを鎮静させること。これが最も大切です。
シミをつくりたくないと急いで美白化粧品を使用する人がいますがそれは何度もお話ししていますが危険です。
それは美白化粧品は成分が強い為 敏感になっている肌への刺激が強くヒリヒリが増す危険や、そこからほてりがずっと続いて肌荒れを起こしてしまったというケースも少なくはありません。
冷タオルなどで鎮静をさせ刺激の少ない敏感肌用の化粧品を使うことをお勧めします。
化粧水やクリームの塗布のやり方もポイント。ここでゴシゴシこするような刺激は禁物。とにかく肌に負担をかけないようにコットンパックなどで保湿をしましょう。
クリームを塗るときもクリームを塗るのではなく手のひらで温めて優しく包むようにのせましょう。
日焼け後の肌は熱を持っているため水分が逃げやすく乾燥しやすくなるためしっかりと保湿をする必要があるのです。
ココがポイント
●日焼け後の肌はとにかく冷やす
●水分不足になりやすい為念入りに保湿を
●とにかく肌に負担をかけないように行う
軽い日焼けの状態なら
軽い日焼けの場合、クレンジング+洗顔のW洗顔をしてもOK。
洗顔は泡立て いつもよりも肌に泡をのせている時間を半分にして下さい。
化粧水はいつもの2倍を使って保湿も 肌水分を保つ成分、天然保湿因子の約40%を占めるアミノ酸が入っているものがいいですね!
中度の日焼けの方は...
赤みがあり、少しヒリヒリ...といった中度の日焼けはクレンジングのみで!
化粧水は収れん性、アルコールが含まれているのは避けましょう。また、つける時はコットンではなく手でつけてくださいね。
ただし、化粧水をつけている時にヒリヒリしてくる様であれば その時点でやめましょう。
保湿は乳液やオイルではなくクリームタイプのもので たっぷり保湿を。
翌日は赤みが だいぶひいていれば洗顔もOK。
化粧水はたっぷりとつけ、メイクも大丈夫です。夜はクリームタイプのクレンジングでやさしく落として下さい。
3~5日程で、赤み ほてり ひりつきが治まったら いつものスキンケアもOK。
内側から日焼け止め
日焼け後は身体の内側からもアプローチ!!
アセロラ(ビタミンC) トマト(リコピン) ブドウ(抗酸化)のジュースだと普通に食べるよりも吸収が良いとされています。
日焼けしそうだ...と思う日の前後で飲めるとGOOD!!
アセロラに含まれるポリフェノールはメラニン生成の抑制に良いとされ、トマトに含まれるリコピンはβカロチンの仲間で抗酸に作用があり、ビタミンEの100倍以上の効果があるそうです。
そのため老化防止としても注目されている成分です。
ココがポイント
●外から補うのではなく食事で日焼け対策を
日焼け後のお風呂の入り方
そして日焼け後に注意したいことが「入浴」です。
まずは患部を冷やしてください。日焼け後はとにかく冷やす!!
そのまま入浴してしまうと悪化させることもあるので ほてりが治まるまで冷やします。
冷たいタオル、保冷剤を使うのであればタオルにつつんで。
そして湯船につかるのはなるべく避けましょう。炎症や痛みを再発させない為にも湯船は避け、低温のシャワーのみがベストです。
ただ、ぬるめのシャワーのみだと体が冷えてしまい 肌の回復力を低下させてしまうのでシャワーは短時間ですませてくださいね。
そしてシャワーの水圧は弱めで肌に刺激を与えないことも心がけてください。
ココがポイント
●日焼け直後は湯船に入るのは控える
●シャワーは早めに終わらせる
シャンプーは使わない
お風呂はシャワーのみに。そして洗い方もとっても大切。
必ず手のひらで洗ってください。ボディスポンジやタオルでゴシゴシ洗いはNGです。
そして、洗う時にシャンプーやBODYソープをたくさん使ってしまうと肌のバリア機能の皮脂が洗い流され症状に影響することもあるので、使用量を減らすか できるだけ低刺激のものを選んで下さい。
また、頭皮が日焼けでヒリヒリする時もありますよね。
そんな時はシャンプー、リンスは使わないこと! 水だけでも汚れは落とせます。
そしてシャワー後は「セラシド」「ヒアルロン酸」「エラスチン」などの成分が入ったBODYクリームで保湿をして しっかり水分補給も忘れずに!
ココがポイント
●ヒリヒリする場合はシャンプーボディソープは不要
●お湯で十分汚れは落ちます
●お風呂上りの身体の保湿も忘れずに
毛穴の対策もお忘れなく
よく日焼けをしてしまうと毛穴が広がる・・・なんてお話を聞いたりします。
肌が紫外線をあびることにより、体内の活性酸素が増え 肌が酸化します。
また、紫外線はコラーゲンを壊す分解酵素を増やし、その為肌のターンオーバーの乱れにより乾燥を感じやすくなるのです。
ターンオーバーの乱れにより毛穴が開くことにつながりますが、日焼けをして明日すぐに開くわけではないのでスキンケアが大切になってきます。
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